2006 家庭訪問

家庭訪問  Home visit

 

不定期ですが、時々生徒の家庭訪問を行っています。 生徒たちの住んでいる村の様子や、家庭、生活を知るために、ランダムにいろいろな生徒の家を訪問しています。照明器具のない家も少なくなく、あっても裸電球くらいです。テレビのある家はとても珍しいです。主な燃料は牛の糞を乾かしたもの。レンガを使っている家はいいほうで、中には土と藁だけで作った家もあり、雨季の大雨の度に崩れてしまいます。

 

生徒の中には7キロ離れた村や5キロ離れた村から通う子たちがいます。ある時期、私が生徒に登録する条件として、勉強態度が熱心で、毎日休まず通学する子、と指定していました。まさかそんな遠くから通うなんて思わなくって、、、。5キロ離れた村からはみんな徒歩で通っています。私は家庭訪問に行ったとき、途中まで車で行きましたが、半分ほどで車が通れない道になり、村までさんざん歩きました。毎日通っている生徒たちは偉い!すごい!また、7キロ先の村からの生徒たちは、満員のローカルバスの屋根に乗ってきます。子供からは運賃を取らないそうです。でも、なかなかローカルバスを捕まえるのは大変で、早い時で30分、一時間以上かかっても乗れない時があるそうです。遠い村の生徒ほど、勉強に対する熱意がすごいです。彼らの親は、これだけ遠い学校に毎日送り出しているのですから、教育の大切さをよくわかっています。とことん貧しいけれど、そんな保護者もいるのです。貧しさから抜け出す方法は、教育しかありません。