家庭訪問2008 (Home visiting in 2008)
生徒の村
コロホウラ村(学校から1.5キロ、写真上)。バルア村(1キロ)。バップーナガル村(0.5キロ)。マフラル村(1.5キロ)。ティルカ村(5キロ)。オウラ村(7キロ)。
<家庭での食事>
一日3回食事ができる家庭はめずらしく、一日2回、一日一回だけ、食事なしの日もある家庭もあります。家族は一生懸命働いていますが、労働者の賃金は信じられないほど低く、満足な食事ができません。稲刈りなど、農業の季節労働の報酬として、現物支給が多く、わずかな米や麦はそんなに長くは持ちません。野菜は貴重です。
<親の職業とカースト>
生徒の親は、小作人が一番多く、日雇い労働者、リキシャー運転手、出稼ぎ労働者など。インドの田舎には、今でもカースト制度が根強く残っています。カーストというのは、ヒンドゥ教の階級制度のことで、先祖代々職業が限定されていました。貧しい者は貧しいままでした。しかし、新しい職業が増えた現代、教育を受け、能力を持つ者は、別の職業につくチャンスが出てきています。教育には、貧困の悪循環を断ち切る力があるのです。